2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
第1章《羨望、渇望、絶望》 第4話『嬉々怪々』 「願望、期待、そういった感情は、時に誤らせる…認識を…今、真に何が起こっているかを」 福本伸行 八州男「今日は愉しかったかい?尊氏ちゃん?俺の店も楽しめるだろ!」 営業終了後、キャストの帰った店内に…
第1章《羨望、渇望、絶望》 第3話『絶頂』 「いらっしゃいませ〜」 20歳前後だろうか?可愛げに髪をセットアップしたスーツ姿の女の子が扉から出てきた 尊氏「あ…八州男さんに…よ、呼ばれて…」 恥ずかしいほどドギマギしているのが尊氏は自分でもわかった…
あの言葉を使う人ってヤバい人が多いんだけど… 俺が今まで会ったり、観たりしてきた人で「御無礼」って言葉を使う人に変な人が多いことに気がついたんだが 「御無礼」の意味って今風な言葉で表すと「すまんな」ってことでしょ? なのに、今まで見聞きしてき…
第1章《羨望、渇望、絶望』 第2話『風穴』 「尊氏ちゃん〜!ずっと雀荘で働くつもりなの〜?」 麻雀を打ちながら尊氏に聞く男この男の名は八州男尊氏の働く麻雀荘に毎日のように打ちに来る常連客だ 八州男は大柄で、強面風のオッさんだキャバクラの経営をし…
第1章《羨望、渇望、絶望』 第1話『無知な稚児」 「顔に不幸が貼り付いている」 昔、どこぞの社長さんがTVで、所謂『負け組』に対して言っていた言葉だ何をもって『負け組』とするかは別問題として、敗北に塗れた人間の顔には「不幸が貼り付く」のだと言う …
プロローグ《堕ちるが当然…尊氏》 「自分の流儀で地獄に堕ちる権利は、誰にも奪えない」(ロバート・フロスト) 〜2004年3月〜「何故…何故、俺には巡ってこない…」 男は一心不乱にレバーを叩いていた 「がっ…!ぐっ…がっ!!降臨しろ!中段チェリーッ!!!…