読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

尊氏はミタ!

とりあえず気分で色々書いてみるンゴ

【黒服堕天録TAKAUJI〜尊氏〜】

第1章《羨望、渇望、絶望》

第4話『嬉々怪々』


「願望、期待、そういった感情は、時に誤らせる…認識を…今、真に何が起こっているかを」 福本伸行


八州男「今日は愉しかったかい?尊氏ちゃん?俺の店も楽しめるだろ!」

営業終了後、キャストの帰った店内には八州男とほろ酔い気分の尊氏が残って話し始めた

尊氏にとっての本題
今日という日はタダキャバをする日ではないのだ

尊氏「愉しかったっス!キャバクラってこんな楽しさあるんスね!」

尊氏はスナック的なキャバクラが初めてだった
はしゃげる楽しさ(?)のような初めての体験に、ある種の感動を覚えていた

八州男「楽しんでもらえて良かったわ!じゃあ、本題の話でもしよか?」

八州男が本題を切り出してきた

八州男「ここの店を移転しようと思うんだけど、新しくオープンする店で働いてみないか?って話なんだよね」

尊氏は少し拍子抜けした
八州男の紹介する仕事に得体の知れないモノを感じていた
ヤバい仕事、危ない仕事の想像をしていた

尊氏「黒服ってことっスか?」

八州男「そういうことなんだけど、厳密にはちょっと違うかな」

尊氏「???」

ここからの八州男の話に尊氏の精神は高揚していく

要約すると以下のようになる

 

  • 八州男はそろそろ現場を退こうと考えている
  • 次の店は信用できる人間に任せたい
  • 尊氏には店舗責任者候補として来てもらいたい
  • 給料は初月から基本給25万
  • 店舗責任者(支配人)見習い期間を終えたら歩合給をプラス
  • 見習い期間は2ヶ月程をみている

 

話を全部聞いた尊氏はアルコールで勢いがついているせいもあって、一気に食い付いた

 

尊氏(いきなり支配人!?給料が最低25万!?それだけ稼げればやり直せる…これは天からの糸!)

 

だが、少々気になることもあった

 

尊氏「なんで俺だったんスか?」

 

雀荘店員でしかない尊氏

黒服経験もない

八州男が何故そんなオイシイ条件で誘ってくれてるのが不思議だった

 

八州男「この仕事はね、キャラクターが大事なのよ。お客さんに好かれる、女の子に好かれる…その点でセンスを感じたんだよね」

 

尊氏(雀荘での勤務態度が活きた!)

 

八州男「後は真面目そうだし、基本的な仕事もすぐ覚えると思うしね。それに酒癖もイイ!」

 

社会に出て尊氏は初めて他人に褒められた…

 

『お調子者の雀荘店員』

 

社会の眼は落伍者の烙印しか押さない

 

だが八州男は尊氏を落伍者として見ていなかった

そのことが尊氏は嬉しかった…

 

尊氏「八州男さん…俺やります!」

 

 

to be continued